スペイン紀行

スペインあれこれ

A Coruna/La Coruna(ア・コルーニャ/ラ・コルーニャ)

世界の海を制覇した「スペイン無敵艦隊」の母港ア・コルーニャ、大西洋に開いたスペイン最大の軍港、スペインが世界に船出するには南のカディスか北のア・コルーニャ、1982年までガリシアの首都だったのだがサンティアゴ・デ・コンポステラに変り、港町の風情を今も残しています。

ア・コルーニャは「ガラスの街」と言われている、海に面した通りに建ち並ぶガラス張りのバルコンが軒を連ね、海からの風をさえぎり北国らしく太陽の光を取り入れる、この風景は此処まで来なければ見れない。

建物の裏通りは商店が並び、プラサ・マリア・ピタまで続いています、マリア・ピタ?人の名前見たいですね、そう人の名前なんですイングランド軍がア・コルーニャに侵攻した事を、いち早く知らせ街を救った勇敢な女性の名前なんです、マリア・ピタ広場には市庁舎や時計博物館などが有り、スペインでも指折りの綺麗なプラサです。

この街も他のガリシアと同じくケルト人によって出来た街、街を散歩していると何処からかバグパイプの音が聞こえて来る、スペインは地域によって人種が違うのが解かる、そんな訳で地方料理に特色があるのです。

この素晴らしい景色を見れるのはア・コルーニャだけですよ。

ガリシア地方はスペインでも最も貧しい地域、やせた土地で作物も限られており海も冬場は荒れる、ガリシアからの南アメリカへの移住が多いのもその理由だろう、南米の言葉がカステージャではなくガリシア訛りがあるのでも解る。

ガラスの街と言われるのが解かりますよね。

波止場の先端へ歩いて行くとCastella de San Anton(アントン城塞)があります、

パセオには最高のロケーションです。

半島の反対側に行くとローマ人が建てた灯台Torre de Hercules(エルクレスの塔)、日本語ではヘラクレスの塔と言いますが。

大西洋は綺麗ですよ。