スペイン紀行

スペインあれこれ

スペインで食べる物 Ⅱ

Morcilla(モルシ―ジャ)とChorizo(チョリソ―)、どちらも腸詰めなのですがモルシ―ジャは豚の血玉ねぎと香草やスパイスを固めたもの、色が黒いので少しトッキにくいのですが美味しい、チョリソーは最近日本でも見かけるようになりましたが、スペインで食べる物とは違いますね、いろんな料理の材料としても使われます例えば食べ残したパン、少し硬くなり歯が立たなくなったパンを細かくして、チョリソーとべーこんを駒切にしてオリーブオイルで炒めた、パンの焼き飯Migas(ミガス)はラ・マンチャ地方の郷土料理。

ハモン・セラーノ(生ハム)はスペインで必ず食べたい一品ですね、生ハムと言えば何処も同じと思われがちですが、最高級の生ハムは豚のエサはドングリ(Bellota)の為、脂身の融点が低く甘くて旨味が長く続く、スペインに行かれる事が何度も無い方は少し高いが、是非ハモン・セラーノ・ベジョータ・デ・ハブゴを食べてみてください、お奨めのお店は「シンコ・ホタ」で食べれば間違いないでしょう。

スペインで食べるプリン、食後に注文するデザートの事をポステレとスペイン語で言います、私の好きなポステレはアロス・コン・レチェですが、スペインのプリン「フラン」(Flan)なかなか美味しいですよ。

カタルーニャの郷土料理エスカリバダは野菜を焼くだけ、スペインの野菜は美味しくて新鮮特にフランスに近いカタルーニャは野菜が豊富、トマテもパタタ(ジャガイモ)もスペインがエウロパに伝えたもの、コロンブスが新大陸から持ち帰ったもの。

カジョス(Callos)はカステージャ(マドリー)の郷土料理、寒い冬にはこれがたまらん!、カスエラ(Cazuela)土鍋で煮込んだモツ煮込み、マドリーで食べてみる価値ありですよ。

日本でお肉と言うと牛・豚・鶏ですが、スペインで普通に売られているウサギ(Conejo)は大好きな食材です、スペインはウサギの国と言われる様にウサギを使った料理が多い、私はConejo(コネッホ)を使ったチャンファイナ(Chanfaina )が好きですね、煮込み料理なので今の時期冬には良いですね。

好みで言うとケソ(チーズ)マンチャゴとケソ(チーズ)テティージャははずせません、特にテティージャ(おっぱい)は牛乳から造られているので癖が無く、柔らかくてビノ・ティント(赤ワイン)にピッタリ。