スペイン紀行

スペインあれこれ

コリーダ 2 (闘牛)

闘牛は祭礼儀式の叙事詩だと言われています、雄牛(トロ)豊饒のシンボルとされ、アルタミラの洞窟壁画にも描かれており、古来よりスペイン人の崇拝に近い文化でしょう、牛にまつわる行事はスペインの北から南まであり、スペイン人のコラソンである。
Corrida de toros(闘牛)は18世紀に今行われている形に確立、200年の歴史をもちラテン文化には切っても切れない。

馬に乗ったピカドールが牛の動きを弱める、ピカドールは決して白線より中へは入ってはいけない。

ご覧のピンクの裏地に黄色い布「カポーテ」で華麗な牛捌きのマタドール、両腕を拡げたバンデリリェーロが牛にバンデーラを突き立てる

機敏な動きで牛を交わしバンデーラを牛へ。

ここでマタドールが登場して「ムレータ」で牛をいなす、一歩も動かずムレータのみで自由自在に思うのまま牛を動かす。

いよいよ「真実の時」が訪れます、マタドールが持つ剣をエスパーダと言います、エスパーダにはカーブしており牛の肩から頸椎より心臓に入るます。


牛を苦しませず一息に絶命さす腕がマタドールの見せ処、一歩間違えばマタドールが牛の立場になる事も、私はマタドールが太ももを刺されてタンカーで運ばれる場面を見ましたよ。


素晴らしい「真実の時」を見せたマタドールは、観客からハンカチを振る称賛を受けけ、牛の耳を貰える。