スペイン紀行

スペインあれこれ

TEMBLEQUE (テンブレケ村)

マドリーからレンフェに乗りテンブレケで降りるとそこは何もない荒涼とした荒野、駅を出て左へ歩く事30分グラシア通りを進むとテンブレケ村の入り口に着きます、ラ・マンチャ地方の貧しい村と言う雰囲気にピッタリの村、村の周りはオリーブ畑が広がり村の中には人影も無い、見つけたBARには老人だけマドリーの喧騒から時間で風の音しか聞こえないさびれた村。

村役場のあるマヨール広場、駅からグラシア通りを道なりに歩くとたどり着く、マヨール広場にはテンブレケ村に関しての資料館があります、もちろん展示品はドン・キホーテに関するものです、作者ミゲル・デ・セルバンテスはドン・キホーテがどの村の出身か特定していません、ラ・マンチャの男と言う題名通り「ある村のイダルゴ(郷士)」としか原作にはなく、この近辺の村は自分の村がキホーテの出身だと思っている様だ、もちろんテンブレケも例外ではありません。

マヨール広場の横にあるプラサ・オルデンにあるモニュメント、さてこのモニュメントは何だと?思われますか、レンフェの駅を降りて村に着くまでズ~と見てきたオリーブ畑、そうですオリーブを絞る石の絞り機です、ロバに引かせてオリーブのタネを潰し油を抽出する為の機械、ちなみにオリーブはスペイン語では「アセイツゥナ」オリーブ・オイルになれば「アセイツゥナ・オリバ」となります。

マヨール広場の木造部分は300~400年まえの物で修復しつつ今も使われています。

スペインにはどの町にもどの村にもマヨール広場やスペイン広場が存在します、何処も町や村の中心にありフェスタ(祭り)が行われる事が多い。

観光地ばかりでなくラ・マンチャの田舎の村も良いものですよ。

プラサ・オルデンの前に在るBAR(CAFETERIA・RESTAURANTE)