スペイン紀行

スペインあれこれ

ドゥルシネーア・デル・トボーソ

ドゥルシネーアは小説「ドン・キホーテ」に出てくる、主人公ドン・キホーテの想像上の思い姫ですが、ラ・マンチャにはドン・キホーテは我が村の出身だだの、ドゥルシネーアは我が村の出身だとか言う村があります、ご存じの様にドン・キホーテ・デ・ラ・マンチャはミゲル・デ・セルバンテスの創作、ドン・キホーテも実在した人物ではないのですが、小説には村の名を特定していないものですから、おらが村の英雄として勝手に名乗り出るところも多く、文学の研究家も勝手にこの村?ではないかと煽るため、ドゥルシネーアが生まれた村だと言うエル・トボソ村まで出てきました。

Museo Cervantino

エル・トポソ村にあるセルバンテス資料館、ドン・キホーテの刊行が1605年だから小説ドン・キホーテの時代背景は14世紀後半から15世紀前半であろう、その頃の生活様式をそのまま保存してある、フェクションのドン・キホーテが実際にあった事の様に感じる、ベット・台所用品・食器などが置いてあり、資料館を見終わった時にはノンフェクションではないかと思うリアリティー。 

ベットの上にある丸い物に柄の付いたのを何だと思われますか?、「おこた」なんです丸い容器に焼いた石を入れシーツを温める器具。

村の入り口に在るドン・キホーテのモニュメント。

ムセオ・セルバンテノに在るアセイツナの絞り機

この時期(5月~6月)に見られるコウノトリの巣作り、コウノトリは春にアフリカからスペインへ繁殖の為に飛来する、カステージャからアンダルシアにかけて古い教会などではよく見られる。