スペイン紀行

スペインあれこれ

Albergue(アルベルゲ)巡礼者宿舎

カミーノ・デ・サンティアゴ(聖地巡礼)の旅で泊まる宿は、大抵の場合アルベルゲが多いですね、アルベルゲの他にはレフヒオと呼ばれる事もありますが、アルベルゲの説明をしますと、アルベルゲに泊まるにはクレデンシャルと呼ばれる巡礼手帳が必要になります、まずレセプシオンでクレデンシャルを提示する、オスピタレロ(アルベルゲで管理している方)がクレデンシャルの情報を宿帳に書き込みます、クレデンシャルにセジョ(はんこ)を押して手続き終了、簡単な注意事項を聞いた後カマ(ベット)まで案内してくれます。

フランス西部から850キロほゞ1ヶ月半かけて歩くカミーノ、40日~45日間泊まるのですから費用が大変だと思われますが、アルベルゲに泊まるのであれば案外安くつきます、アルベルゲには公営のものも私営のものもあります、なので宿泊料が0€(寄付を支払い)や高くても10€以下なんです、もちろん素泊まり食事は食材を買って作るか食べに行くか、運が良ければペレグリーノ(巡礼者)が作った夕食にありつける場合も有ります、私はココのアルベルゲで出会ったイタリア人のパスタを頂きました、流石イタリア人レストランより美味しかった、私はエロスキーでワインを買って皆でカンパイ。

このアルベルゲは7€で泊まれ、紙でできたベットカバーをくれますが、ベット・バグ(南京虫)除けの為にベットにシュラフで寝ます、男性も女性も隣同士のカマ(ベット)なのでマナーを守らないと、最初はイビキが気になって眠れなかったのですが、だんだん疲れてくるとイビキなど子守歌に聞えてくるから不思議ですね。

食事も済ましブログ・タイム、クアルト・デ・エスタル(くつろぎ部屋)では情報交換と友達作り。

私はお昼に入ったものだから誰もいないので、カマ(ベット)は窓側の下段良い位置に取れました、スペルメルカドから帰ると隣はうら若き女性、私が居るにも関わらず胸まる出しで着替え目のやり場に困る、日本ではありえないシュチュェ―ション、羞恥心が無いのだろうか?。

カマ(ベット)の上には基本的に荷物を置かない事、アルベルゲには連泊は出来ません、お昼までにはアルベルゲを出発しなくてはなりません、オスピタレロはオーナーもいますがボランティアも多く、ペレグリーノ(巡礼者)の相談にものってくれます。

トイレ・シャワー・などの設備は揃っています、先にも書きましたが調理室があり自炊が出来ます、他のアルベルゲですが私はカレーを作りパンでカレーパーティーをしました、匂いが漂ったのでヒンシュクをかいましたが。

アルベルゲの名前を書くのを忘れてましたね、このアルベルゲはEstella(エステジャ)のアルベルゲANFASです、スペルメルカドのエロスキまで歩いて15分かかりますよ、街の中心よりも少し外れた所に在ります。