スペイン紀行

スペインあれこれ

プラサ・マヨールの事。

マヨールとは「もっとも大きい」とか「主要な」とか訳されます、なのでスペインの町や小さな村にも在ります、小さな誰にも会わない村でプラサ・マヨールのノンブレ・デ・ウン・バリオ(町名表示板)を見ると此処にもと思ってしまう、それほどスペインにはマヨール広場が溢れかえっています。

それほどマヨール広場が溢れかえっている中でも、サラマンカとマドリーのマヨール広場は別格です、特にサラマンカの美しさはその様式にあるのでしょう、チュリゲラ様式と言われる設計者アルベルト・デ・チュリゲラの作品、この広場に立つとマヨールの意味が解ります。

スペインを代表する広場といえばマドリーに在るマヨール広場、スペイン観光に行かれた方は必ず訪れる広場、首都マドリーに相応しい大きな広場、中央の騎馬像はこの広場を作ったフェリーペ三世、支倉六右衛門常長を謁見した国王としても知られている、写真正面の二つの塔の建物を「カサ・デ・パナデリーア」と言いますが、何故?パン屋と呼ぶのか、広場建設当時この部分にパン製造業管理局が置かれていたためです、この部分はスペイン王室の所有になっています、それ以外は一般人の所有になっています。

さすがマドリーのマヨール広場、使われ方も正にマヨールでして、闘牛も行われていました、中世には罪人の絞首刑もこの広場で、王位継承の式典も行われる多目的広場、今も一年を通して色々な催しが行われます。

カサ・デ・パナデリーアの1階は今は観光案内所になっています、観光に行かれた方はこのインフォルマシオンで無料の地図を貰ってください。

毎週日曜日に行われるガレリア(回廊)を切手等を見て回りませんか?、この後トレド門を出てラストロへ向かうと丁度良い時間です。