スペイン紀行

スペインあれこれ

mendigo(お菰さん・乞食)・vagabundo(浮浪者)

最近は少なくなりましたが、スペインは他のエウロパに比べてもメンディーゴが多い様だ、メンディーゴを乞食と訳すか物乞いと訳すか?少し考えたが、真面目なの人を物乞いと訳し、自堕落な奴を乞食と訳す事にしました、本来何もしないでただただ寝てるだけの浮浪者をスペイン語ではVagabundo(バガブンド)と言います。

この男4~5年前からグラン・ビアのキャピタルの前に転がっているバガブンド、典型的な浮浪者で自ら能動的に稼ぐ意志無し、ケツの当たりに在る箱に「神のお恵みを」(por la gracia de Dios)と書いてあるだけ、スペインのメンディーゴもバガブンドもお金を恵んでもGraciasは無い 、スペインの浮浪者も乞食も実にカトリックらしい、金持ちが恵む事により魂を天国に導く手伝いをしている、そんな自負が有るためHasta manana(アスタ・マニャーナ)またね!と言ってくれますよ。

こちらのvagabundoは!AYUDA!(援助)と書いて本人は居ない。 最初遠くから見た時はイスラームがメッカの方へお祈り?、近寄ってよくよく見ると次の写真になります。

グレ―チングに落ちた小銭を一心不乱に釣り上げる、努力するmendigoでした。

カテドラルやイグレシアの前に居るmendigo、文化として「富める者は貧しき者に施す」歴史がある、私もイグレシアに入る場合はお布施として必ず小銭を入れる、カテドラルもイグレシアも日本の様な賽銭箱がありません、スペインへ行かれた場合は是非あげてください。


注意:カテドラル・イグレシア前で黒い服を着た(子供を抱いた若しくはお婆さん)がハーブを手渡してくれるのですが、!絶対手にしないでください!一人に渡すと大勢集まってきます。