スペイン紀行

スペインあれこれ

BARってバー?

以前BARについてアップしたのですが2度目のBARです。

日本でバーと言えば「ガールズバー」「ショットバー」どちらもお酒を飲む処、会社帰りにオネエチャン目当てに一杯ひっかける、そんな日本のバーとはチョット違うのよね~スペインのBARは、そもそもバーとは言わずバルとスペインでは言います。

BARはお酒だけでなくコーヒーや軽食や食事も出来、夜だけでなく早朝からアブリ―ル(開いて)います、スペイン人にとってBARは無くてはならない社交の場。

以前はベベール(飲み物)を頼めば付いてきたタパス、元々Tapa とはスペイン語で蓋と言う意味、13世紀にカステージャ・レオン王アルフォンソ10世が、BARでワインを出す時にはチョリソかケソ(チーズ)でグラスに蓋をしなければならぬ、国中にふれを出したのがtapa の始まり、都会では習慣が無くなりタパにお金を取る様になった、今でもグラナダでは飲み物を頼めば必ずタパが付いて来る、2杯目3杯目にも必ずタパが付いて来ます。

BARではビノ(ワイン)もカバァ(発砲ワイン)もカーニャ(生ビール)もセルベサ(ビール)も飲める、子供が一緒に行けばスモ・デ・ナランハ(生オレンジジュ-ス)も飲めます。

BARは店に特別な料理が有り、店名にもそのものズバリ使っている店も有ります、たとえば「チャンピニオン」や「ボケロン」や「カラコレス」など。

日本で言うところの喫茶店もBARと言います、どんな小さな街・村にもBARはあります。

因みにコーヒーを頼む場合何種類かあり、一般的にカフェ・コン・レチェ日本風に言うとコーヒー牛乳(カフェオレ)、カフェ・アメリカノ、カフェ・コルタード、カフェ・ソロ、暑い夏の日に飲みたいのはアイスコーヒーですがスペインではカフェ・コン・イエロと言います。

BARでは軽食だけではなくシッカリした食事も出来ます。

BARへ入ると!Hola!と挨拶、その後は注文ですね!近くに居るカマレロ(店員)にポル・ファボルと声を掛け、デメ・ウン・ティント(赤ワインちょうだい)、生ビールならデメ・ウナ・カーニャで冷たい生ビールが運ばれてきます、ビールですがスペインでは生中(ジョッキー)では出てきません、グラスに入った小ビールです。

セルベッサ(ビール)は下の写真の様なグラスが一般的です。

次にカマレロ(店員)が¿ケェ・テ・ポンゴ?と聞いて来るので、好きな肴を例えばアセイツナ(オリーブ)とかモルシ―ジャ(豚の血のソーセージ)を注文。

注文が揃えば近くに居るセニョール・セニョーラとCharla(チャッラ)おしゃべり。

ベンゴ・デ・ハポンと言えば誰かが絡んで来ます、「こん~ニチハ~」とか「ありがと~う」とか知っている日本がを言ってくるので、まずはお近づきに褒めてあげる「ムイビェン・アブラ・ハポネス」、これでつかみはOK.

当然最後には支払いが待っています、手を挙げて親指と人差し指をこすり合わせて、「ダメ・ラ・クエンタ・ポル・ファボル」と言えば、ステンレスの小皿にレシーボ(値段書き)入れてくれます、小銭を小皿に入れて(釣りはプロピナ)!グラシアス・アスタ・ルエゴ!と立ち去る、これがカバジェロ(紳士)。