風車とアドベンチャー
ラ・マンチャでモリノス(風車)を見るなら有名な所が2個所、コンスエグラとカンポ・デ・クリプタナがありますが、今回はカンポ・デ・クリプタナの写真をアップします。
コンスエグラは丘の稜線にモリノス(風車)がありましたは、カンポ・デ・クリプタナは広い荒野に数基あるイメージです。
カンポと言うだけあってかなり田舎に在ります、ドン・キホーテの小説からイメージ出来るのはこちらでしょう、ココへ来るにはレンフェでは行き難く車かアウトブスになるでしょう。
スペインのイマヒネはやはりカンポ・デ・クリプタナがピッタリ。
モリノス(風車)の近くにポツンとあるBAR,LAS MUSAS
LAS MUSASからクリプタナの村を望む。
モリノス(風車)を下ればクリプタナの村
スペインではよく見かける風景、羊の群れに暫く動けない時もあります
スペインのヒツジは特別なのです、羊の品種で「メリノ種」古くから品種改良され、質の良い羊毛が取れイサベル女王の時代から国外に出す事を禁じられていた、「メスタ」(移動牧羊協同組合)と言う制度が王から特権を与えられ、ヒツジが通る場合遮ってはダメ、江戸時代の御犬様的に保護されていた、農家が畑に種を撒いて芽が出ても、もしヒツジが芽を食い荒らしても農家は又種を撒かなければならない、中世にはセルビシオ(ヒツジ税)とモンタスゴ(羊通行税)が王室の主たる財源だった。
ドン・キホーテが小説の中でヒツジの大群を敵と妄想するシーンが有るが、もしヒツジを傷つければ当時は死罪、農家はミゲル・デ・セルバンテスの小説を読み溜飲を下げたであろう、現在のスペインでもヒツジの大群をよく見かける。
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