スペイン紀行

スペインあれこれ

マドリーからパリへ

マドリー・チャマルティンからパリへ寝台列車で行く、海外では(主にスペイン)基本的に移動手段は公共交通機関を利用、スペイン国内では鉄道かアウトブスが多く、航空路及びレンタカーは利用しません。
ただ、エウロパ圏内では航空機を使う事もあるのですが、パリ・ローマへは寝台列車の方が快適でです、料金的には航空機の方が安く感じるのですが、航空機で2時間その後オテルに泊まりレスタウランテで夕食を摂る事を考えると、寝台列車でオテル並みのディナーを摂り寝台で寝るとは贅沢ではないでしょうか?。

出発は19:00なので駅構内で飲み物を買う、その後エル・ムンド(新聞)を買い込んで時間調整。

ここチャマルティンはアトーチャに次ぐマドリーの主要駅、チャマルティンから終点パリのオステルリッツまで13時間。

スペインの鉄道はほゞ時間通りに運行されますが、セリカニアスに関してはその限りに在りません、AVEが開通するようになってからはオラリオ通りに運行されています。
エウロパの鉄道は何処も同じ様ですが、自分の乗る列車の入るVia(プラットホーム)が決まっていません、列車の入る10~20分前にアンデンに表示されます。

乗車してスグにコブラドールがやって来て、セナ(夕食)の時間を確認に来る、20時と21時のどちらかにと言う事なので21時を選択、夕食を摂った後は翌日のデェサユノ(朝食)まで食べれない事もあるのだが、スペインに馴れてくると21時や22時のセナ(夕食)は普通に思えてくる。

エリプソスのコンパルティム(個室)は2リテラ(ベット)、フランシスコ・デ・ゴジャ号もホアン・ミロ号(バルセローナからパリ間)同じです、セナ(夕食)から帰るとリテラ(簡易ベット)のメイキングが終わっています、コチェ・コメドール(食堂車)にはドレスコードはありませんが、エウロパ人を見るとそれなりの身なりで、他の方が見て不快に感じる事は避けたい。

コンパルティム(個室)には2本のアグア・ミネラルとアメニティーがあり、トイレや小さいながらもシャワーがあり快適です、早朝フランスのブドウ畑を見ながらデサユノを戴く、なんて優雅な旅なんでしょう。

旅の醍醐味はセカセカ観光地を周らず、思いついたら駅に行き列車のチケットを手に入れる、他の人があまり経験しない事が体験できる、思わぬアクシデントに遭うのも旅ですね。