スペイン紀行

スペインあれこれ

天空の城モレージャはナポレオンに落ちる

まづはモレージャから説明しないといけないですよね!。
スペインのバルセローナからバレンシアにエウロメッドで海沿いに南下していくと、エウロメッドが最初に泊まる駅がカステジョン・デ・ラ・プラーナ、モレージャはそこからアウトブスに乗り120キロほど山に入った寒村、城壁に囲まれた小さな村で日本に例えれば兵庫県の竹田城かな?

国道N-232号線に在りバレンシアからスペインを北上するのに主要な地、寒村だけあって主要産業は織物のモレージャ織、そんな寒村に何故?ナポレオンが?。

スペインは一時期フランスに占領された時期があります、国王もナポレオンの弟がカルロス国王と名乗り統治していました、その占領時に此処モレージャもナポレオン軍に攻められました、小さな村なので1~2泊もすれば隅から隅まで観光できます。

城跡の中にムセオ(資料館)が在り興味深い展示物が在ります、パセオ(散歩)がてらに山登りなど如何でしょう?。

日本ではモレージャの名前も知る人はいないのですが、スペイン各地から観光客は来られるようで、村の経済は観光客で成り立っている様です。

今も城の修復が進んでいる様で私が行った時も大掛りな工事がなされていました。

ココが城への入り口になります、レセプシオンで7エウロを支払徒歩で城まで登ります、約20~30分の登山になります。

城から降りて近くにあったレスタウランテで昼食を摂る、スペイン人の昼食時間は13時以降14時くらいが普通、12時に空いているのは非常に珍しい。

その為私以外に客は一人もいない、料理の用意もまだ出来ていないのでゆっくり休憩をさせていただく。

山肌にへばり付いた様な村なのでご覧の様に入口が2階部分に在ります。

ビノ・ティント(赤ワイン)とパンで1時間以上を費やして、ようやく出てきたのがソパ(スープ)だけ、もうこの村に3日居るが万事スペイン時間が流れている

頼んだコルデーロ・アサド(羊のステーキ)が出てこないので聞くと、もうスグ肉屋が持って来るので「食べるか?」との返事、流石気の長い私も呆れましたが「郷に行っては郷に従へ」で「食べさせて下さい」と返事、食べるんかい!。