スペイン紀行

スペインあれこれ

¡BARで!

スペイン旅行の楽しみの一つにBAR巡りがありますよね、BARと日本人が聞くと夜お酒(ワインやビール)を飲む処とイメージしますが、スペインのBARは少し違うのですよね。


BARにはカフェBAR(早朝から開いている)、レスタウランテBAR(主に食事を中心)、通常イメージのBAR(夕刻から飲む憩いの場)があります。

スペインのBARで食べる物にタパとピンチョち言うのがありますが、同じような物でお酒のツマミ(突出し・肴)、主にスペイン北部ではピンチョスと呼び、スペイン中南部ではタパスと呼ばれています、ピンチョ(pincho)とはスペイン語で串とか楊枝という意味で、串に刺した一品料理を皿に取分けてくれます、中南部ではタパスと呼ばれるのはスペイン語では蓋の意味で、小皿に乗せた酒の肴の事です、昔は皿に乗せずにパンの上に乗せた肴をグラスに虫が入らぬ様、蓋代わりにグラスの上に乗せたと聞きました。

スペイン人は一日に五食食べると言われていますが、事実取引先の担当者に聞くと、朝起きて朝食にレチェ(ミルク)にクッキーをほうばり自宅を出て、会社に出勤後行きつけのBARでコヒーとタパを食べ、昼食にBARでメヌー・デル・ディアー(昼定食)を食べるか自宅に帰って摂る、20時頃仕事場からBARに直行して談笑(スペイン人は議論好き)、自宅へ帰ってから残り物を食べて就寝、太りますよね~。

BARには店ごとに得意料理があり、マドリーでは店の名前にもなっている店も少なくない、例えば日本人に人気があるメソン・デル・チャンピニオンはキノコのプランチャ、メソン・デル・ボケロンはイワシの酢