スペイン紀行

スペインあれこれ

Estacion Puerta de Atocha プエルタ・デ・アトーチャ駅

スペインの首都マドリーには鉄道の主要駅が2カ所あります、北部にあるチャマルティン駅と此処プエルタ・デ・アトーチャ駅、マドリーの鉄道の玄関と言えばプエルタ・デ・アトーチャです。

元々スペインの交通はアウトブスが主要で鉄道は不便でしたが、AVEやセリカニアスが整備されてずいぶん便利になりました、今も地方都市に行くには便数も多いアウトブスが利用する事が多い、鉄道の利用が便利になったのはメトロの延伸整備が寄与していると思う。

元々アトーチャ駅はマドリー・デ・メディオディアー(マドリー南駅)と言われていた、旧駅舎が火災で燃えたため立て直した駅舎が1992年完成、ホセ・ラファエル・モネオは旧駅舎のアンデン(ホーム)のなった部分を、待合所(Jardin Tropical)にして世界でココにしかない駅(植物園の有る待合室)しました、素晴らしい駅舎を必ず見るべきですね私なら半日はこの場所で過ごせます。

駅前のプラサ・デ・エンペラドール・カルロス・シンコ。

昔は(10年ひと昔と言うならば)駅前にはアフリカ系黒人が少なかったのですが、ここ7~8年前から急に多くなって来ました、エウロパで通貨が統一され移動が自由になり他のエウロパの国より、スペインになだれ込んで不法滞在が増えこれから先治安が悪くなるのでは?。


スペインは日本の武士道文化に通じる騎士道が有ります、スペインの文化は日本と同じく生善説からなり悪人の少ない国、EU統一により他のエウロパからスペインに流れ込んだ者が悪行を行なう、まるで現日本と同じような状態でニュースを見ると朴とか李とかが必ず紙面をにぎわす。

今見えているプランタ(フロアー)が0階(スペインでは日本の1階が0階)、アトーチャ駅は4階から出来ています。
PLANTA-1:メトロが入っていて上にあがると0階(日本風に言うと1階)
PLANTA 0:アンデン(ホーム)と待合所(Jardin Tropical)外へ出ると駐車場
PLANTA 1:AVEの改札とSALA CLUB AVE(サロンAVE)

PLANTA 2:駅エントラーダ・タクシー乗り場

待合所(Jardin Tropical)の奥にはコンシグナ(コインロッカー)があります。

待合所(植物園)にはカメさんが癒してくれます。

プランタ0(フロアー0階)には植物園やカフェやキオスクなどが整っています、写真の一番上2階(日本風に言えば3階)は駅正面玄関、写真1階(日本風に言えば2階)は改札があります、少し説明をしますと本来スペインの駅には改札無しで出入りできます、が私が居た2004年マドリーのアトーチャ駅でテロがありました、テロのあった前日アトーチャ駅からセビージャに出発、翌々日背筋の凍る思いをした事を昨日の様に思い起こします、その為AVEに乗る場合航空機搭乗並みの手荷物検査の改札があります。

一昔前は旅行者を狙ってのスリ・置き引きなどの犯罪が多かったのですが、最近はあまり聞かない様になりました、ポリシーアも居て安心して過ごせるようになったのですが、海外での気の緩みはやはり事故につながりますね。