スペイン紀行

スペインあれこれ

宝くじ

スペイン人と言えば人生を楽しみ食事を楽しみむ、どちらかと言うと働かず暮らすのが夢、そう言う私もだが宝くじは買わない、スペインの人は宝くじが好きな様で、テレビでも大当たりした幸運な人が笑顔で出て来る、日本では宝くじに当たっても絶対人には言わないのですが。
マドリーの街角を歩くと「!Loteria gorda,para hoy!」(今日の当たりは大きいよ)と大きな声で、体中にシールを張ったオジサンが通って行くのに遭遇します、BARでセルベサ(ビール)を飲んでるとジャマクサイのか!para hoy!!para hoy!、土曜日などはよく出会うしオジサンの身体からシールを外してお金を払う人を見かけます。

ONCE(宝くじ)はOrganizacion Nacional Ciegos Espanolesの略で、スペイン盲人協会が発行する宝くじです、写真のコンボは日本円で7億7千万円当たった様です。

街中にはオンセと書かれたボックスでクジを販売しています、

BARってバー?

以前BARについてアップしたのですが2度目のBARです。

日本でバーと言えば「ガールズバー」「ショットバー」どちらもお酒を飲む処、会社帰りにオネエチャン目当てに一杯ひっかける、そんな日本のバーとはチョット違うのよね~スペインのBARは、そもそもバーとは言わずバルとスペインでは言います。

BARはお酒だけでなくコーヒーや軽食や食事も出来、夜だけでなく早朝からアブリ―ル(開いて)います、スペイン人にとってBARは無くてはならない社交の場。

以前はベベール(飲み物)を頼めば付いてきたタパス、元々Tapa とはスペイン語で蓋と言う意味、13世紀にカステージャ・レオン王アルフォンソ10世が、BARでワインを出す時にはチョリソかケソ(チーズ)でグラスに蓋をしなければならぬ、国中にふれを出したのがtapa の始まり、都会では習慣が無くなりタパにお金を取る様になった、今でもグラナダでは飲み物を頼めば必ずタパが付いて来る、2杯目3杯目にも必ずタパが付いて来ます。

BARではビノ(ワイン)もカバァ(発砲ワイン)もカーニャ(生ビール)もセルベサ(ビール)も飲める、子供が一緒に行けばスモ・デ・ナランハ(生オレンジジュ-ス)も飲めます。

BARは店に特別な料理が有り、店名にもそのものズバリ使っている店も有ります、たとえば「チャンピニオン」や「ボケロン」や「カラコレス」など。

日本で言うところの喫茶店もBARと言います、どんな小さな街・村にもBARはあります。

因みにコーヒーを頼む場合何種類かあり、一般的にカフェ・コン・レチェ日本風に言うとコーヒー牛乳(カフェオレ)、カフェ・アメリカノ、カフェ・コルタード、カフェ・ソロ、暑い夏の日に飲みたいのはアイスコーヒーですがスペインではカフェ・コン・イエロと言います。

BARでは軽食だけではなくシッカリした食事も出来ます。

BARへ入ると!Hola!と挨拶、その後は注文ですね!近くに居るカマレロ(店員)にポル・ファボルと声を掛け、デメ・ウン・ティント(赤ワインちょうだい)、生ビールならデメ・ウナ・カーニャで冷たい生ビールが運ばれてきます、ビールですがスペインでは生中(ジョッキー)では出てきません、グラスに入った小ビールです。

セルベッサ(ビール)は下の写真の様なグラスが一般的です。

次にカマレロ(店員)が¿ケェ・テ・ポンゴ?と聞いて来るので、好きな肴を例えばアセイツナ(オリーブ)とかモルシ―ジャ(豚の血のソーセージ)を注文。

注文が揃えば近くに居るセニョール・セニョーラとCharla(チャッラ)おしゃべり。

ベンゴ・デ・ハポンと言えば誰かが絡んで来ます、「こん~ニチハ~」とか「ありがと~う」とか知っている日本がを言ってくるので、まずはお近づきに褒めてあげる「ムイビェン・アブラ・ハポネス」、これでつかみはOK.

当然最後には支払いが待っています、手を挙げて親指と人差し指をこすり合わせて、「ダメ・ラ・クエンタ・ポル・ファボル」と言えば、ステンレスの小皿にレシーボ(値段書き)入れてくれます、小銭を小皿に入れて(釣りはプロピナ)!グラシアス・アスタ・ルエゴ!と立ち去る、これがカバジェロ(紳士)。

マドリー今昔

エウロパは建物が石造りの都市が多いため、戦乱に遭っても街の形は変わりません、その為古くからの建物が残っており、一見したところ変わっていない様だが、少しづつ変わっていく姿が長年行く事によって、その変化が解かってきました。

初めてスペインを旅したのはまだ通貨がペセタの時代でした、マドリーのシンボル「ヤマモモと熊」は、ソルの中心カルメン通りの出た所に在りましたが、今はアルカラ通り側に移り、ティオ・ぺぺの電飾もマヨール通りからカルメン通りとプレシアドス通りに移りました。

ソルも形が変わりましたね~、アルカラ通りからアレナル通りへ抜けれた車も一反マヨール通りに出なければならなくなり、広場が広くなり真ん中にガラスのイモムシのメトロ駅も出来ました、便利になった反面少しずつ情緒が無くなった様な気がします。


写真は2012年でまだボーダフォン・ソル駅が開通していない時期です。

正面の左側のビルにはまだティオ・ぺぺの電飾はありません。

最初建築中の建物を見て異様かなと思ったのですが、見慣れてくるとプエルタ・デル・ソルのシンボルになってきましたね、雨が降ってもスグにメトロに乗れるこれはこれで便利ですね。

ガラスのイモムシも馴れるとイイものですね。

アルカラ通りからアレナル通り方面を撮っています、マリブランカが小さく見えていますね。

最近の「ヤマモモと熊」の像です、ティオ・ぺぺの電飾が見えていますね。

2015年までティオ・ぺぺの電飾が一時期無かったのですが、戻ってきました。

因みに下の写真は2014年に撮ったものです。

この年にはティオ・ぺぺの電飾看板はありません、ソルが寂しい年でした。