スペイン紀行

スペインあれこれ

CRISTOBAR COLON

クリストファー・コロンブスは英語読みの名前で、コロンブスはイタリア・ジェノバ出身と言われていますので、イタリア読みをするとクリストフォロ・コロンボ、スペインに大いなる繁栄をもたらしたのでココはスペイン語でクリストバル・コロンと呼ぶべきでしょう、スペインには繁栄をもたらした英雄なのでスペイン各地に銅像が在ります。

写真はサラマンカのコロン像

写真はバルセローナのランブラス通りの終わる海側にあるコロン像、バルセローナに行かれた方は一度はご覧になった事があると思います、コロンの足元丸い部分まで上がれますので時間が許せば上ってください。

コロンはイタリア・ジェノバ出身と最初に書きましたが、確かな事は解かっていないようです、一説にはコロンはユダヤ人と言う説もあります、コロンの公開日記やその他自筆の手紙にも、イタリア語で書かれた物がない事もイタリア人説を否定する研究家もいます、スペインにはユダヤ人街(La Juderia)が各都市に在り、特に地中海沿岸の都市には必ずと言っていいほどシナゴーグ(ユダヤ教会)が今も在ります。

カトリックの国スペインでは金でヘスス(イエス)を売ったユダを嫌い、ユダヤ人を差別する事が昔から行われていました、ユダヤ人は商才に長けているためユダヤ人がいなければスペインの重要な輸出品の羊毛が他国に売れない、なのでラ・フデリアが存在するのもうなづけます、カテドラルも荘厳ですがシナゴーグは華美でなくいい雰囲気ですよ。

コロンの像はコルドバ・セビージャ・グラナダ・にも在りますが、バルセローナのそれは遥かアメリカを(スペインで言うアメリカとは北米ではなく南米を指します)指さしています。