スペイン紀行

スペインあれこれ

Jerez(へレス)又はシェリー酒とも言います

世界的にはシェリー酒として名前が通っているのですが、ワインの1種類でアルコール度の強いお酒、甘口のシェリー酒はペドロ・ヒメネス種とパロミノ種が使われる、ワインと違うのは発酵時にブランデーを添加してアルコール度数を上げる事と、ウィスキー樽で熟成させる事。

スペインで呼ばれている「へレス」は正式なお酒の名前ではなく、造られている土地の名前から来ている、その地名とはへレス・デ・ラ・フロンテラです、へレスには種類があり製造過程によって名前が変わります、Fino(フィノ)最もポピュラーなへレスで辛口で日本で売られているのはフィノです、Amontillado(アモンティジャード)は私にはあまり違いが判りませんがアルコール度が強い、Oloroso(オロロッソ)甘口だがアルコール度が強くて私は好まない、Manzanilla(マンサニージャ)はサンルーカル・デ・パラメーダで作られた物だけが名乗れる、Pedro Ximenez(ペドロ・ヒメネス)これが最高ですね、私の大好きなへレスで別名dulce(ドルセ)とも言いデザートワイン、Croft(クロフト)がこれに当たります。

             食前も食後も私はコレで大丈夫、残念ながら日本ではほとんど手に入らない。

醸造所を日本では酒蔵と言いますが、スペインではBodega(ボディガ)と呼ばれます、ヘレスで有名なのは日本でも見かける「ティオ・ぺぺ」や「サンデマン」がメジャーですよね。

このボデガはゴンサレス・ビアースで「ティオペペ」の醸造所です。

もうスグ創業200年になります。

コチェ・デ・カバジョスが似合う街へレス・デ・ラ・フロンテラ