スペイン紀行

スペインあれこれ

むしょうに食べたくなるエンパナーダ

マドリーに在るパナデリーア(パン屋)のエンパナーダ、暫らくスペインを留守にしていると、むしょうに食べたくなるパンと言うか主食と言うか?、一概にエンパナーダと言っても地域によって具材が違います、例えば写真のサンティアゴ・デ・コンポステラだとエンパナーダ・ガジェゴには、具材にはバカラオ・トマテ・アホ・セボージャが入っています、マドリーのエンパナーダはアツゥン・ボケロン・チョリソ・トマテ、日本では食べれない味。

ココのエンパナーダは具材別に分けている様ですね、右上は鶏肉入り隣はお肉入り、その下はチョリソとチーズ入り、右下は何かとチーズ入りの様です、エンパナーダは店によって大きさも具材も違うのですが、大きい物は大人の手のひらだい小さな物はアンパンの大きさ、エンパナーダはパン生地に具材の餡を餃子風に包み込み、オリーブ・オイルで揚げた日本風に言えば揚げパン。

スペインのパナデリーアで売られているパンは、日本より種類が少ない菓子パンに関してはとにかく甘い、普通のパンもパンで本気に殴られると命を落とすくらい固い、スペインのパンを食べ慣れると日本のパンはオヤツですね。

PUENTE LA REINA(プエンテ・ラ・レイナ)女王の橋

小さな村(人口2千人台)何もない村が有名である、リオ・アルガに掛かる石の橋で有名なのだ、ガルシア3世の妃エステファニアが巡礼者の為に建設した、橋の名前は属名「プエンテ・ラ・レイナ」(女王の橋)、正式には「プエンテ・ロマニコ」と言い国道1110号線に掛かる橋。

バンコ・カイシャを過ぎて大きく右へ曲がり、150メーターほど歩くとガソリンスタンドから大きな橋が見えてくる、この見える橋は国道の橋で橋の手前のカジェ・サン・ペドロを川添いに右へ曲がると、初めての左に曲がるカジェ(通り)を左に見るとプエンテ・ラ・レイナが現れる、橋の手前にプエルト(ゲート)が在り左側にはインフォルマシオンが在ります。

私は国道7040より橋を渡りましたので、はしを渡り切った右にインフォルマシオンが見えています。

ロマネスク様式で建てられたこの橋は900年間の歴史を持ち、幾百万のペレグリーノがこの橋を渡った事でしょう、橋を渡り目指すはエステージャの町まであとわずか。

橋の袂にあるインフォルマシオンではカミーノの関しての情報を入手する事が出来る、なおプエンテ・ラ・レイナに在るアルベルゲは他のアルベルゲと違い、実に綺麗で清潔である次回のカミーノでは是非泊まってみたいものだ、レスタウランテやオテルが併設されていてシャワー室も完備。

ペレグリーノが立ち寄らなければ寂びれた寒村のプエンテ・ラ・レイナ。

コシード・マドレーニョ

「マドリードで何を食べるの?」って言われれば迷わず「コシード・マドレーニョ」でしょう、このブログをご覧になっている方?スペインってパエリアじゃないの?、スペインの首都マドリーを代表する料理はコシードです、では何処で食べます?と聞かれれば「ラ・ボラ」と答えるしかないでしょう。

コシード・マドレーニョに付いて説明をしますね。
ズバリ煮込み料理です、スペイン中部カステージャ地方の郷土料理、マドリーはエウロパの首都で一番高緯度に在ります、その為冬のマドリーは極寒で氷点下になる事もあります、そんな時には熱~い煮込み料理が美味しいのは解りますよね、コシードの具材は牛肉、鶏肉、塩漬けの豚肉、チョリソー、モルシ―ジャ、ジャガイモ、キャベツ、玉ねぎ、と主役のガルバンソを素焼きの壺で長時間煮込みます。

この料理は「カジョス」これもマドリーの郷土料理、牛の胃袋をトマトで煮込んだもので、寒い冬にはお腹から温まるのでこれもまた冬の食べ物。

素焼きの壺が二つ並んでいますよね、この中に具材を入れて4~5時間煮込みます、水分が無くなれば継ぎ足し継ぎ足し炊き込みます、テーブルの皿に素麺状のパスタが入った上から壺の煮汁だけを皿にあけます、スープ(煮汁)とパスタを食べ終わると、その皿に残りの具材を入れてくれて食べます。

スープ(煮汁)に入ったパスタを先に食べます。

煮汁(スープ)を食べ終わった後、皿に具材を入れて食べます、スープ及び具材はカマレロがサーブしてくれます。


スペイン人はコシードを昼食に食べます。