スペイン紀行

スペインあれこれ

マドリーのBAR通り

マドリー滞在中にBARを周ってみたいな~と思ってられる方に、美味しい店をお教えしますね、カバ・バハ通りはレスタウランテやBARがズラ~と並んでいます、お奨めが「LA CAMARILLA」(ラ・カマリジャ)です。

ラ・カマリジャは扉を開けて入った処がバラー(かうんたー)でBARになっています、バラーで一杯ひっかけてタパで済ましてもいいし、奥へ進めばメサ(テーブル)が在りタベルナ・レスタウランテになっています。

観光客の方はあまりこの辺りでは見かけません、地元の方が多くカバ・バハ通りで食べるのはチョット自慢ですよ、ココへの行き方をお教えしますね。


解りやすくプラサ・マヨールから歩きましょう、プラサ・マヨールの西南角に在るクチジェロスの階段を降りるとクチジェロス通りに出ます、少し歩くと左側に「ボティン」が在ります、そのまま進むと少し大きな交差点に出ます、真っ直ぐ前を見るとポストの後ろに「BAR TERRSZA」があります、その横に通りがカバ・バハ通りです、そこから左右にBARが並んでいます、真っ直ぐ歩いて行くと「ポサーダ・デ・ラ・ビジャ」(左側)が在り、その並びに「LA CAMARILLA」が在ります、プラサ・マヨールから歩いて4~5分です。          

イケメンがタパを作っていますよ。

20:00頃から賑わってきます。

へレス・デ・ラ・フロンテーラで

私はお酒に弱くビノ・ティント(赤ワイン)を少々嗜む程度なのですが、折角へレス・デ・ラ・フロンテーラまで来たのですから、ボデガに寄っていかないとと言う事で、ゴンサレス・ビアスに行く事にしました。


スペインとお酒でチョット説明を、へレスとは一般的にはシェリー酒と呼ばれています、主にスペイン南部のアンダルシアでもへレス・デ・ラ・フロンテーラを中心に造られています、イギリスでウイスキー造りに使われた樽にワインを詰めて熟成発酵をして度数の高いお酒を造ります、へレスの特徴は独特の丸い味と芳醇な香り琥珀色の液体、街に列車で着くとへレスの香りに包まれる。

世界各国に出荷されるTIO PEPEはこのボデガ(酒蔵)から。

へレス・デ・ラ・フロンテーラは街がVIEJO(古い)たたずまいで、スペインらしいですよ。

現皇太子殿下もゴンサレス・ビアスに樽をお持ちです、ピカソも樽を持っているのですが、自分のお酒を飲めないのは残念ですね。 

試飲も付いて15エウロ、1時間おきにツアーがあります、10名~20名にエンカルガド(係員)が付きボデガ内を周ります、リクエストに付き途中で日本語の説明映像も流してくれます。

お土産はココで買って帰りましょう、ボデガでしか買えないへレスが置いてあります。

TIO PEPEのユニホームで案内をするエンカルガーダ(セニョーラ)。

試飲をする処ではスペイン語以外の言葉が飛び交います、私の隣の席はオランダ人でした。

説明は要らないですよね!、写真だけでも香りと味が伝わって来そうでしょう~。

マドリーで何を食べましょう

スペインはエウロパの中では田舎の国、よく言われるのがピレネーを越えるとそこはアフリカ、と言われるくらいイサベルがレコンキ゚スタを行なうまでは財政が豊かではなかった、したがって食の面から見ても豪華な食は望めない、でも素朴で味わいのある美味しい食もたくさんありますよ。


ピミエント・ア・ラ・プランチャ、日本式に言うと「ししとうの焼いたの」これがビノ(ワイン)によく合うのですよ。

スペインと言えばコレではないですか?ハモン、ハモン(生ハム)と言ってもピンからキリまであるんですよ、スペルメルカドで安く売っているハモン・セラーノもありますが、高級品になるとハモン・セラーノ・イベリコ、次にハモン・セラーノ・ベジョータ(ドングリを食べさせた豚)、産地まで名前の付いたハモン・イベリコ・ベジョータ・デ・ハブゴとなります。


観光客相手にマドリーの街中に在るムセオ・デ・ハモンで済まさず、チョットこだわって「シンコ・ホタ」でハモンを味わってみませんか?。

ケソ(チーズ)はスペイン産は美味しいですよ~、各地に特色を生かしたケソが有りますが、なんと言ってもケソ・マンチャゴでしょう~、ケソ・マンチャゴとはラ・マンチャのチーズち言う意味なのですが、羊の乳で作るチーズは独特の香りと味はビノ・ティントに合います、私はコレでケソにハマりました。 マドリーで外せないのは「カジョス」、カジョスとは野菜とモツをカスエラ(土鍋)で煮込んだもの、カジョスはBARで食べれますのでアトーチャ駅前のBARは美味しかったですよ。

スペインでこれを食べないで何を食べるの?、Esparragos con mahonesa(エスパラゴス・コン・マオネーサ)特にラ・マンチャ産は美味しいよ。

ハイ!人気のチャンピニオンです、「メソン・デル・チャンピニオン」のチャンピニオン・ア・ラ・プランチャ、マドリーに行く日本人観光客は必ず行く店のようです。

これは美味い!コルデーロ・アサド、コルデーロとは子羊で外側はパリlとして内側はジューシー、有名なのはセゴビアのコチニージョ・アサド(子豚の丸焼きより私はコルデーロが好きです。

ポステレ(デザート)にはぜひアロス・コン・レチェで〆てください、アソス(米)を牛乳と砂糖で炊いたもの、シナモンの香りが癖になる味。

最初の書いた通りスペインは貧乏であった名残、あまってカチカチになって食べられなくなったパンを利用、再利用のパンにハモンを入れてオリーブで炒めた「パン版の焼きめし」、これが中々美味しいんです。料理の名前はミガスと言います。