スペイン紀行

スペインあれこれ

CHURROS チューロス

チューロスと言えば何を連想しますか?、TDLで食べる砂糖の付いたアレ?本当のチューロスって甘くないんですよ、店によって味も違うので奥が深い食べ物なんです、皆さんがスペインのチューロスで思い浮かべるのはサン・ヒネス、チョコラーテに浸けて食べるやつ有名ですよね、今回紹介するのはセビージャの老舗チューロテリア「ファミリア・アルフォンソ」。 

小麦にも隠し味があるのでしょうが企業秘密、重要なのが油ですオリーブ・オイルの良い物を使わないと、エクストラ・バージンでスペイン産が味を左右する、適度にきつね色コロール・カスターニョ・クラーロ(明るめの茶色)が美味しい。

キオスコ・デ・カレンティトス(最新の売店)今年で91年の歴史のあるキオスコ、美味しいチューロスを食べさせてくれるから続くのでしょう、何度か並んだのですがアビエルト・ウナ・ティエンダ(開店)と同時に並びます。

さて、セビージャの何処に在るのでしょうか?、マカレナの前道路を挟んで向かいに在ります、カジェ・レソラナとカジェ・ドン・ファドリケが交わったバシリカ・マカレナ前。

座って食べれるコーナーも有ります。

バシリカ・マカレナはセビージャに行かれた方なら観に行かれたと思いますがマリア様が素晴らしく、セマナ・サンタにはマカレナからセビージャ市内を信者達に担がれ巡行する。

右側のキオスコABCの後ろに少し見えていますね、チューロテリア・ファミリア・アルフォンソ。

CRISTOBAR COLON

クリストファー・コロンブスは英語読みの名前で、コロンブスはイタリア・ジェノバ出身と言われていますので、イタリア読みをするとクリストフォロ・コロンボ、スペインに大いなる繁栄をもたらしたのでココはスペイン語でクリストバル・コロンと呼ぶべきでしょう、スペインには繁栄をもたらした英雄なのでスペイン各地に銅像が在ります。

写真はサラマンカのコロン像

写真はバルセローナのランブラス通りの終わる海側にあるコロン像、バルセローナに行かれた方は一度はご覧になった事があると思います、コロンの足元丸い部分まで上がれますので時間が許せば上ってください。

コロンはイタリア・ジェノバ出身と最初に書きましたが、確かな事は解かっていないようです、一説にはコロンはユダヤ人と言う説もあります、コロンの公開日記やその他自筆の手紙にも、イタリア語で書かれた物がない事もイタリア人説を否定する研究家もいます、スペインにはユダヤ人街(La Juderia)が各都市に在り、特に地中海沿岸の都市には必ずと言っていいほどシナゴーグ(ユダヤ教会)が今も在ります。

カトリックの国スペインでは金でヘスス(イエス)を売ったユダを嫌い、ユダヤ人を差別する事が昔から行われていました、ユダヤ人は商才に長けているためユダヤ人がいなければスペインの重要な輸出品の羊毛が他国に売れない、なのでラ・フデリアが存在するのもうなづけます、カテドラルも荘厳ですがシナゴーグは華美でなくいい雰囲気ですよ。

コロンの像はコルドバ・セビージャ・グラナダ・にも在りますが、バルセローナのそれは遥かアメリカを(スペインで言うアメリカとは北米ではなく南米を指します)指さしています。

世間はネコブーム

自宅の近くに住みついて居る野良猫、昔の野良猫だと人を見ると慌てて逃げたものですが、昨今の野良は足元に絡まって来る。


私はバルセローナに行くと挨拶に行く所がある、ランブラス通りに在るリセウ劇場の横を右に曲がり、カジェ・デ・サント・パウを歩いて3~4分、ランブラ・デル・ラバルに出ます、そこで私を待ってくれてるのがEl Gato de Botero(ボテロのネコ)、初めて会ってから20年経ちましたが、今もお尻にシールを貼られながらも頑張っています。

ボテロのネコはコロンビア出身の芸術家フェルナンド・ボテロ、スペインの街角にはボテロの作品がたくさん在ります、例えばバルセローナのプラト空港ロビーに「ボテロの馬」、マドリーのバラハス空港ブス乗り場に「馬に乗る女」空港内なので機会があれば見て行って下さいタダですので。

背中に登れない位の大きさです、因みにこの猫は男の子です。

何年か前髭が一本抜かれてましたが、今回はチャンと生えて来てました。

ランブラ・デル・ラバルは公園になっていて、催しなどが行われています、私が出会った頃はこの辺りは失業者が多く、少し治安が良くなかったのですが、最近はBARもたくさん出来て治安には全く問題ありません。