スペイン紀行

スペインあれこれ

MERCADO 7 PONFERRADA

ポンフェラダ公設市場、ポンフェラダってあまり聞き慣れない地名ですが、スペイン北部カスティジャ・イ・レオン州の第二の都市、皆さんご存知のテンプル騎士団の城が有るので有名、サンティアゴ巡礼の通過点。

ポンフェラダのメルカドはあまり特徴の無い公設市場なのですが、メルカドを中心に囲む様に市が出ます、市場内で買うより外で買う方が新鮮で安いため、私もケソ(チーズ)を購入しました。

場内はチョット寂しいです、スペインの最近の傾向で公設市場が減ってきたり、公設市場の形態が変わりつつあります、この傾向は2000年辺りから出だしたのではないでしょうか、私の知る限りではバルセローナのメルカド・サン・ジョセップ(ラ・ボッケリア)では?、観光客相手にイートインを造ったりBARを増設したり、公設市場が変わりつつあります。

東京なら築地、大阪なら黒門、海外からの観光客を取り込んで、地元の住民が端っこに押しやられる事態になってきました、少し寂しい気がしますが時代の流れですかね~。

スペインの駄菓子

私はタバコを止めて30年ほどになるのですが、口元が寂しいのでアメ🍬ちゃんを手放せません、最近はお医者さんから糖分の摂りすぎを指摘され、スペインでの街歩きの時にはいい年をした大人が駄菓子屋に入ります、そこで購入するのが写真のRegaliz de Belgica(レガリス)なんです、スペインのお菓子屋さんには大抵置いてあります、少し硬めのグミの様でアメよりは柔らか、甘みはあるのですがアッサリとしていて熔けはしない、ガムではないので最後には呑み込めます、色は毒々しいのですはイチゴ味や青リンゴ味やコーラ味があり、この長さで一本1エウロ一日3本も有れば十分。

子供に交じって、この色が美味しいこの色はイマイチだとか、市民交流をしながら品選びが楽しい、極東の国から来たオッサンもお菓子を食べるんだと、思われながら楽しくショッピング。

マドリーの何処へ行けばかえるの?ではお教えしましょう、皆さんご存知のプラサ・マヨールのトレド門から出て、20メーターほど歩いた左側にこの店が在ります、こんな店はスペインの街には大抵あるのですが、概ねレガリスやカラメロやチョコラーテと一緒に、オリーブの漬た物や惣菜なんかも置いている処も多いですよ。

ご覧の様に飲み物やお菓子類も置いていますので、散歩のついでに入ってみませんか?、そうそうRegalizとは甘草の事です、どういう製法かは解りませんが、ガム代わりになり飽きない味ですよ。

MERCADO 6 ENCARNACION SEVILLA

Mercado de la Encarnacionは観光の中心のカテドラルから北へ歩いて10分、シェルペス通りを歩けば商店街を抜けて右へ2~3分歩けばメトロポール・パラソルが見えてきます、メトロポール・パラソルは2011年に旧エンカルナシオン市場の敷地に、ドイツ人建築家ユルゲン・マイヤー設計で建てられた木造建築物、この建て替え工事の再に地下から発掘されたローマ遺跡を地下に展示し、その上にメルカドを造りパラソル(木像建築物)部分に観光用回廊があります。


セビージャは都会だけあり市場もたくさんあります、中でもエンカルナシオンはセビージャのセントロ地区に在り、庶民的な市場で観光客にも人気があります、セビージャに滞在した時には是非訪問してみたい市場ですよね。

暑い時期のセビージャで観光中のホッとするオアシスです。

写真真ん中の緑色の果物が「チリモジャ」。

写真の右奥に見える案内の写真が見えますよね、奥へ入って行くと発掘されたローマ遺跡が展示してあります、もちろん無料で見せてもらえます。


余談ですがメルカドの建て替えによる遺跡の発見は多く、バルセローナのメルカド・サンタ・カテリーナにもローマ遺跡が無料で観れます、同じセビージャのメルカド・デ・トゥリアナにもローマ遺跡ではないのですが、中世の審問裁判所跡が発掘され、今はムセオ・デ・カスティジョ・デ・サン・ホルヘ(博物館)入場無料が在ります、メルカド・トゥリアナに寄られた節は入ってみては如何でしょう?。