スペイン紀行

スペインあれこれ

MERCADO 5 Abastos de Santiago

メルカド・アバスト・デ・サンティアゴはサンティアゴ・デ・コンポステラで最大のメルカド、私の宿泊したオテルの前に在る市場は朝から賑やか、朝食を頂きながら窓の外の行き交う人、魅力的なメルカドであるのは確かだ。

サンティアゴ・デ・コンポステラはスペインの北西の端、あと何キロか行くと大西洋、カミーノ・デ・サンティアゴ(巡礼)の目的地でもある。 アバスト・デ・サンティアゴ市場は石造りの立派な市場、観光客もチラホラ見られますが基本地元の方の台所です、売られている物は安くて新鮮です、そこは北スペインバカラオ(塩鱈)を売る店が多い。

このパナデリア(パン屋)のパンは美味しいセバダ(大麦のパン)はイケますよ。

市場内のプルプ・デ・ガジェガ(茹蛸)安いのですがパタタ(ジャガイモ)は付いていません。

ガリシアはこれですね!、テティージャ(オッパイ型のチーズ)は中は柔らかくて、私的にはビノ(ワイン)にはこれが一番。

テティージャは店により味に違いがあります、テティージャは牛のミルクから造る為、マイルドで癖の無い柔らかな味のチーズで、ケソ・マンチャゴの様な独特の匂いはありません、チーズ嫌いの人でも食べやすいケソです。

この通りはぺスカド(鮮魚)を売る通り、野菜は外で販売しています。

MERCADO 4 TARRAGONAタラコ

タラコことタラゴナはバルセローナから海沿いに南へセリカニアスで約1時間の所に在る古い港町、元々ローマ帝国に征服された歴史を持っている為、街の中にはローマ遺跡が点在しており、静かな落ち着いた街です。

タラコのメルカドは以前来た時には工事中で閉鎖されていて、前回タラコに滞在した時には仮設のメルカドが出来ていました、今回入ったのですがすっかりメルカドになっていました、流石地中海に面した港町で新鮮な魚介類が多いですね。

左のウサギさんはスペインではお馴染の食材、プリンとしたお尻が美味しそうですね、パエジャ・ポブレにはコネホ(ウサギ)を使いますね。

マルカド内のBAR、私もよく利用します。

惣菜を買ってオテルでセルベッサを一杯。

仮設ですが外壁の壁画が中々印象に残る図柄、元のメルカドが完成して移転する事になれば、仮設の壁画はどうなるのでしょうね?。

現在外部を残し全て壊しています、出来上がったら又訪れてみます。


余談ですが、バルセローナで滞在するとオテル代がハンパなく高い、国際観光都市なので30エウロもしない様なペンシオンが70エウロと、ほぼボッタクリ状態なので、最近バルセローナに用事のある時はタラコでオテルを取ります、それとレスタウランテもバルセローナに比べれば安く、タラコの郷土料理アロス・ネグロは美味しいですね、地中海産のカラマレは新鮮で甘い因みにアロス・ネグロとはイカスミのパエジャです。

MERCADO 3 mercado Central de Salamanca 

メルカド・セントラル・デ・サラマンカはプラサ・マヨールの横に在ります、赤レンガと鉄骨とロートアイアンが美しい、典型的なメルカドの造りで、内部もデティール通りの整然とした造りになっている

市場と言えば果物屋さんは華やかでイイですね、この時期(五月)はフレサス(イチゴ)が店頭に並び、イーゴ(イチジクかサボテンの実)で出す、色鮮やかな野菜・果物店が目を引きますね。

こちらのアレアは肉売り場、私の好きなチョリソやモルシ―ジャ(豚の血で香草などを固めたソーセージ)を売ってます、スペインは別名兎の国と言うくらいでウサギをよく見かけます、もちろんハモン(生ハム)はメインの処に置いてあります。

ぺスカドス(魚屋)はメルカドの人気を独占しています、スペイン人は魚好きで料理方法も豊富で、鉄板焼き(プランチャ)オリーブで揚げる(フリトス)オーブンで焼く(オルノ)土鍋で炊く(カスエラ)、無い料理法は刺身くらいかな。 どこのメルカドに入っても魚屋さんは威勢がイイですね、サラマンカはスペインの中部より少し北に位置しているので、アンダルシアと少し魚が変わってきます、代表的なのがバカラオ(鱈)が出てきます、生鱈・塩鱈。

メルカドの外観はいつ見ても惚れ惚れしますね。