スペイン紀行

スペインあれこれ

callejon(路地)を行く

セビージャのサンタ・クルス街を歩くと狭いカジェホンで迷路になっている、写真の左側がサンタ・クルス街です、サンタ・クルス街の成り立ちは1250年まで遡ります、レコンキスタ後ユダヤ人が住み着き商業を中心に発展、スペインの異教徒排斥の法令が1492年に発令され、ユダヤ人が住んでいた地域(シナゴーグ)がサンタ・クルス街です。

スペインにはシナゴーグの在る街が多くあるのですが、いずれもサンタ・クルス街同様細い路地が入り組んだ造りになっています。

このような路地を見ると治安が良くないのでは?と考えがちなのですが、スペインは治安の安全な国なので夜中でも安心、私は一人旅なので真夜中の路地も普通に歩きますよ。 この右側の塀はアルカサルの塀です、真っ直ぐ歩いて行くとプラサ・サンタ・クルスに着きます、

プラサ・デ・サンタ・クルスの中心にある鉄でできたクルス(十字架)

プラサ・デ・サンタ・クルスに面してある、タブラオ・ロス・ガジョス。

誰も歩いていませんが大丈夫ですよ、治安は問題ありません。

昨今の野菜の高騰には・・・

台風の影響で西日本産地の野菜、地震の影響で北海道産の野菜が高くて、貧乏な私はこのところモヤシで野菜不足を補っています、野菜に限らず肉も果物も食品は安いスペインです、Racimo de  uvas(ブドウ1房)が日本円で280円、トマトも2キロ130円サツマ芋1キロ230円、安いですよね~。

patata(ジャガイモ)5キロ260円、naranja(オレンジ)3キロ130円安過ぎませんか?

下段左からpera(梨)1キロ/97円、platano(バナナ)1キロ/123円、batata(サツマイモ)1キロ130円、manzana(リンゴ)1キロ97円、coliflor(カリフラワー)1個120円。

 

cebolleta(ネギ)甘くて美味しい。

中央下段の緑色のボール状の果物、日本ではあまり見ない果物ですがチリモジャ、スペインでは秋頃から店先に登場。

元々南米原産の果物で果肉は白くなめらか、黒い種が有りますがスプーンですくって食べます、味はバニラの様に甘く私は大好きな果物。

毎日1個食べても飽きない甘さ、スペインで秋頃姿を見せると言う事は、南米では春に採れる果物なんだろう。

右側のchatosとはmelocoton(桃)です、chatosとはスペイン語でペチャンコなので、ズバリ桃がヘチャゲタ形になっています、少し硬めですが美味しいんですコレが。

タラコ(TARRAGONA)は静かな街

スペインに観光に行かれる方はバルセローナが入口になると思います、そのバルセローナからセリカニアス(近郊電車)で約1時間、バルセローナの観光に飽きればチョット遠足に如何でしょう?、タラコは観光する処も多く食事も美味しい時間の余裕があればお奨めです、地中海は綺麗でランブラ・ノバで行われる朝市はリゾート気分満載。

タラコはスペインで最も古い街?何を持って古いと言うの?、紀元前218年イベリア人が住み着いた地、写真はローマ時代のコロッセオですがタラコの街の中はローマ遺跡だらけ、地中海を見渡せる考古学博物館・サン・アントニの門など観光満載。

タラコの街は丘の上に広がっていて地中海を一望できる、この丘が有名な「Barco del Mediterrani」(地中海のバルコニー)と呼ばれています。

この眺望が貴方のもの。

タラコの魅力は街の雰囲気に在ります、タイムスリップした様に突然ローマ時代に迷い込んだ様な、スペイン旅行で味わってみませんか?

建物は石造り歩道は大理石、日本では絶対経験できない体験。

静かで聞こえるのはカテドラルから聞えて来る鐘の音だけ。

歩き疲れるとベンチで休憩。

バルセローナは世界的な観光地なのでオテル代が異常に高い、私は貧乏なのでタラコに泊まりタラコで食事をします、この街に一度訪れると虜になりますよ。