スペイン紀行

スペインあれこれ

テンプル騎士団とポンフェラダ

前回のブログ・アップでテンプル騎士団の事が出たので、テンプル騎士団について書いてみようと思いつきました、騎士団と縁の深いポンフェラダに在るCastillo de los Templarios(ロス・テンプラリオス城)の写真をアップします。

中世ポンフェラダはレオン王国の一部に在り、悲劇のテンプル騎士団の拠点となる城を築いた土地、スター・ウォーズの「ジュダイの騎士」のモデルにもなり、ダ・ヴィンチ・コードやドラクエのモチーフになっている、私の好きな映画「インディー・ジョーンズ最後の聖杯」にも出てきますね、最後は悲劇ですが魅力的な題材ですね。

ポンフェラダは小さな街ですが落ち着いた綺麗な街です。

カステージョ・デ・ロス・テンプラリオはエウロパの中世をそのまま残しています、場内にはテンプル騎士団の資料館も有り充実していますよ、なにより城の上からの眺めは最高。

暗い中世の歴史でもある異端審問に関する資料はスペイン各地にあります、マドリーの近くのセゴビア城には拷問に使われた器具や、火炙りについての事柄などが残されています。

日本人には異端審問と言う言葉にイメージがわかないのだが、解かりやすく言えば天草で行われた踏み絵(少し違うが)。  

テンプル騎士団も最後は異端審問にかけられ、全員火炙りで殺される事になる、それもソドミー(男色)の疑いをきせられ不名誉な最後をむかえる。

ポンフェラダのテンプラリオ城は映画に出て来るような西洋の城そのもの。

Calle Reloj(レロホ通り)に在るプエルタ(門)。

rio Orbigo(オルビゴ川)を越えればアストルガ

カミーノも終盤あと260キロになりました、オルビゴはテンプル騎士団の砦が在った事でも有名で、この川を渡り十字軍がコンスタンティノーブル(イスタンブール)へ遠征。

この時期は遠くアフリカからコウノトリが飛来して巣造りを始める、スペイン各地に5月ともなれば教会の屋根はコウノトリが占領する事になる。

スペイン人にとってコウノトリなど珍しくもなんともないのだが、私達日本人には兵庫県但馬市まで行かないと見れない貴重な鳥。

あとひと月もすると可愛らしいヒナのさえずりが聞こえて来るようになる。

このイグレシアの屋根もすっかり占領されてしまっている。

北部スペインを歩くとテンプル騎士団の足跡が各地で見られる、代表的なのがオルビゴからアストルガを過ぎたポンフェラダに在るポンフェラダ城だ。

テンプル騎士団の旗がなんともいいですね~。

この道をペレグリーノが歩き遠くに見える雪が残る山を目指します。

アストルガの入口まで来ました、サンティアゴ・デ・コンポステラまで250キロ。
アストルガは城壁(Muralla)に囲まれた街、以前にも書きましたがスペインの街は城壁に囲まれています、代表的なのがアストルガからそう遠くない街ルーゴです、城壁が無いと生きていけない厳しい時代だったのでしょうね。

アストルガのアルベルゲはCompletamente reservado(満室)だった為、司教館(ガウディ設計)の前に在る、オテル・ガウディに宿を取る。

ガウディ作司教館

Astoruga Ayuntamiento(アストルガ市役所)

マドリーでチョット贅沢、お奨めレスタウランテ

マドリーはスペインの首都だけあり美味しいてスタウランテが集まっています、もちろんスペインの地方料理や世界の料理も市内にはたくさんあります、「Portobello」はくくりで言えば海鮮料理店スペイン語ではマリスケリア、魚・海老・蟹が美味しいレスタウランテです。


昨日1月26日に久しぶりに京都を散策してきました、今季一番の寒波が西日本を襲い京都も小雪の舞う寒さで、「哲学の道」を歩き銀閣寺まで行き「ますたに」の中華そばを食べてきました。

海老は小さなものはガンバ、中位の大きさのものをランゴスティーノ、大きい伊勢海老クラスの物をランゴスタと言います。

カングレッホ(蟹)が美味しいのですが日本の調理とは違いますね、スペインでは蟹の姿では出てこない事が多く、パエジャの具であったりソパ(スープ)の具など、やはり日本の焼きガニや鍋で食べたいですよね~。

ハモン・イベリコ・ベジョータ・デ・ハブゴ写真の生ハムは美味しい高級品、なぜ高級品と解かるの?と言えるのは、べジョータ(どんぐり)を食べさせて育てた豚は脂身の融点が低く体温もしくは室温で溶けるんです、脂身が甘く奥深い旨味が長続きします。

プルポ・ア・ラ・ガジェガはガリシア料理の代表、茹でたタコにオリーブ・オイルをかけパプリカ、考えるがけでよだれが出ます。

パン・コン・トマテはカタルーニャ(バルセローナ)の名物ですが、最近はスペイン各地でも出る様になりました、スペイン独特の堅いパンにニンニク(アホ)を塗り、トマトを上から塗り込む、オリーブ・オイルをかけるだけの簡単なものなのだが実に美味しい。

フリートス・チィピロン(ホタルイカ)のフライは触感が美味しい、

Portobello(ポルトベージョ)の場所は、カジェ・ホセ・カスタン・トベーニャスに在ります、フットボールのレアル・マドリー本拠地サンティアゴ・ベルナベウ・スタジアムから歩いて15分、マドリーに行かれた時には是非お寄りください。